日本の働き方改革はただの働かせ方改革で無意味だ!

会社

こんにちは、凡人リーマンです。

今回は「日本の働き方改革はただの働かせ方改革で無意味だ!」というテーマでお話していこうと思います。

皆さんも最近一度は聞いたことがあると思います。

ちなみになぜ筆者が無意味と感じるか、結論から言うと、

労働者が働きやすい環境を整えるんじゃなく、労働者を会社都合で働かせやすい環境にしているから」。

つまり働き方改革ではなく、働かせ方改革だからです。

では早速いきましょう。

・そもそも働き方改革とは?

まず前提として、働き方改革とは何かをおさらいしておきましょう。

厚生労働省によると、『「働き方改革」とは働く人々が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で選択できるようにするための改革』だそうです。

要するに、今日本で有効に使えていない労働力に仕事をしてもらいやすくするために掲げた改革です。

その背景には労働させることによる所得税の回収等の政府にとっての旨みがありますが、それは今回は置いておきましょう。

・働き方改革の柱

働き方改革には柱が3つあります。

その3本柱は、

・労働時間の是正

・正規、非正規雇用の格差是正

・多様で柔軟な働き方の実現です。

こちらをおさらいしながら筆者の考えを述べていきます。

・労働時間の是正

日本人は働き過ぎと言われています。

政府は残業を含む労働時間の長さが、(産休、育休等の様々な理由で)一度労働から離れた人がなかなか戻って来てくれない要因なのでは?と考え、”残業時間を減らすこと”を企業に命じました。

しかし、彼らは”フルタイムそのものの削減”は決してしませんでした。(ex. 9:00~18:00は変えなかった)

残業時間だけ減らしてもフルタイムそのものが長い且つ給料は今のまま低ければ働きたいとは思いません。

また、ご存じの通り日本は長時間労働の割に、労働生産性はとんでもなく低いです。

つまりダラダラと長時間働いています。なんなら率先してムダな労働してますw

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大手企業勤めの筆者が感じるムダ

なぜダラダラと働いてしまうのか。

それはどんなに労働生産性を上げても給料は増えないし、頑張って労働を早く終えてもその分早く帰宅など許してくれるわけがないから。

なんなら労働生産性を上げたことで、”己の仕事が増えて、上の負担が減りウハウハなだけ”っていうパターンがほとんどですw

おまけに時短勤務なんてしようものなら必ず減給がつきまといます。

例を挙げると、週4勤務にすると基本給は2割減されるといったように。

ちなみにアイスランドでは、週4勤務にしても労働生産性はほとんど変化なく、なんなら少し向上したという報告が出ています。

参考までに、アイスランドの労働生産性は日本より高いです(リンクの2ページ目を参照ください)。

つまり日本よりムダなことをしていないということです。

そのムダが少ないアイスランドがさらにムダを削減することに成功したと報告しているのですから、いかに日本がムダに労働しているかは言うまでもないでしょう。

(例えるなら、体脂肪率15%の人と30%の人、どっちが1%絞るのが簡単ですか?と問われているようなもの。)

・正規、非正規雇用の格差是正

この問題はもうずっと言われてますね。

元々昔は、海外の「ジョブ型雇用」がこの非正規雇用に対応していました。

ところがリーマンショック以降、非正規を見捨て、その待遇だけを改悪しました。

例えるなら言葉は悪いですが、ナ○スがユ○ヤ人にヘイトを向けドイツ人のメンツを保とうとしたようなものですね。

そうすることで正規雇用者を守り、メンツを保とうとした。

これカラクリの真相は単純に正規は雇用規制でクビにするのが難しかっただけです。

使いつぶしていつでも切り捨てられる非正規を残したいと日本の企業は考えますからね。

そして今、企業がやろうとしているのは非正規の待遇改善ではなく、正規の待遇を改悪することで実質格差を是正しようとしています。

こんなことされたら労働者なんて減る一方ですねw

・多様で柔軟な働き方の実現

ただでさえ少子高齢化で労働人口は限られている中、「フルタイム以外認めない」では労働力の確保は難しいと考えたのでしょう。

そこでテレワーク、時短勤務、フレックス制度、副業の導入や推奨をしました。

ですが実際はどうでしょう?

そもそもテレワーク、時短勤務、フレックス制度、副業は広がったどころか、定時退社さえ認めないという会社がほとんどなのではないでしょうか?

また、仮に認めたとしても

テレワークなら必要以上の報連相、常時カメラ起動を命ずるなどの監視支配といって差し支えない窮屈な労働。

時短勤務なら減給。

フレックスは残業調整に使われるだけで本人が働きやすい時間に「自由に」働けない。

副業は業務に支障をきたす恐れがあるなら禁止。

こんなところではないでしょうか?

要するに「フルタイム&出社以外認めない。別にしたいならしてもいいけど、フルタイムと同じ評価、待遇が得られるとは思わないでね。」

って言われているようなものですから、フルタイム前提の根本は変わってないですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
結局のところ働き方改革といって「労働者が働きやすい環境ではなく、企業が労働者を会社都合で働かせやすい環境」にしているだけだと思います。
その根底には「人を安く長時間こき使って自分たちの利益だけを確保したい」という私利私欲にまみれた腐敗した根性があります。
皆さんはこんな考えばかりの人たちの下で定年までこき使われ、頭を下げ続けたいですか?
繰り返しになりますが、今はまだ力がなくとも会社に黙って副業して(黙ってればバレないし、バレないように副業する方法は数多のyoutuberが情報発信してます。)会社に依存しない稼ぐ手段を確保しましょう。
では今回はこの辺で!

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