日本で数値化が広がらないこれだけの理由

会社

こんにちは、凡人リーマンです。

今回は「日本で数値化が広がらないこれだけの理由」というテーマでお話していこうと思います。

・上司からの数値化、見える化の徹底周知がうざい・・・

・数値化しても結局何も変わらなくね?

・真相はどうなの?

今回はこんな悩みや疑問に切り込んでいく。

巷では「数値化の鬼」という書籍が話題を呼んでいます。

この書籍にある通り、数値化を徹底することは個人の主観や感情から切り離し、誰の目から見ても明らかな客観性を持たせることができます。
筆者もこの書籍を少し立ち読みしながら、日本の会社もこうあるべきだと何度も思いました。

だがしかし、この「数値化」は日本では広がらないと断言します。

結論から言うと「不都合だからです。

その理由を熱く語っていきたいと思います。

では早速いきましょう!

・目標が高すぎるとやる気を削ぐ。

まず最初に、目標が高すぎると相手はやる気を削ぎます。

例えば、あなたは「跳び箱20段を飛べ」と言われて飛ぼうと思いますか?
体操経験者じゃない限りまず諦めますよね(体操経験者だったとしても飛べるかどうか分からないのに…)

これを会社での営業や研究開発に当てはめると、「去年の売り上げは1億だったね。まあこれくらいはできて当然。来年は前年比売り上げ1000%だ」とか「1年で特許が取れる案件10件開発だ」みたいなことを言われるようなものです。

このように、目標を具体的にしたはいいものの、達成不可だと判断されたらやる気を失います

・目標を達成されたら相応の報酬を与えなければならない。

次に、その目標を達成されると相応の報酬を与えなければならなくなります。

例えば、役職を上げたり、給料を上げたり、追加ボーナスを払ったり

このような諸費用をケチりたいばかりに、前項で述べたような高すぎる目標にすると労働者はやる気を失います。

かと言ってやる気を失わせないために誰でも達成可能な目標を定めてしまうと相応の報酬を与えなければならない。

経営者からしたら、こういった諸費用はなるべくケチりながら馬車馬のように働かせて売り上げだけを上げたいもの

だから、昇進の条件は「会社に多大な貢献してきた人」とか「著しい業務効率改善」という感じで数値化せずに曖昧かつなぁなぁな評価基準にして働かせるわけです。

・就業規則”だけ”はとんでもなく正確に数値化が進んでいるw

ここまでで、日本では「数値化」は広がらないということはお分かりいただけたと思います。

ですが、日本のどの会社でもある1点のみ、正確無比に数値化が進んでいるものがあります。
それは「就業規則」ですw
皆さんもこの記事をみてからもう一度ご自身の会社の就業規則を見返してみてください。
ビックリするくらいに数値化されていることがお分かりいただけると思いますw
なぜ就業規則だけは数値化が進んでいるのか。
理由は曖昧にしておくとサボるという恐怖が経営者にあるからですw

前項で、”昇進の条件は「会社に多大な貢献してきた人」”と述べましたが、その”多大な貢献”さえしていれば(ここでは仮にその多大な貢献とやらを、売り上げ10億を10年連続達成としましょう)、別に1日8時間、週5で計40時間労働しなくても良いわけです。

でもそれだと10億以上売り上げが見込めないので、「1日の労働時間は9:00~18:00で1時間の休憩時間を含むものとする」などとしっかり数値化して骨の髄まで働かせます。

 

要するに会社に都合の良いことはしっかり数値化しますが、会社に不都合なことは絶対に数値化しません
そんな世の中で誰かの言う通りに働いていては永遠に自由な時間はやってきません。
自分の人生を生きましょう。

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