こんにちは、凡人リーマンです。
今回は[絶対やるな!]従業員持株会は無駄でしかない! というテーマでお話していこうと思います。
(企業に洗脳されて)買ってしまっている人も多いでしょう。
筆者も何も気付かず(疑わず)買ってしまっていました…。
今回は買ってしまって数年経ってから気付いた持株会のデメリット、無意味さを語っていきます。
結論から言うと、経営者にとってはメリットしかありませんが、社員には百害あって一利なしだからです。
では早速いきましょう!
・そもそも持株会とは?
まず始めに、持株会とは何かについておさらいします。
持株とは、社員が自社の株を買い、自らが株主になることです。
つまり、”自社株買い”です。
その費用は社員の給料から天引きします。
・持株会のメリット
ではここからは、持株のメリットを企業、社員目線でそれぞれ語っていこうと思います。
・企業側のメリット
・株価が上がる
始めに企業側のメリットから挙げていきましょう。
まず株価が上がります。
市場に出回っている株式を自らの資金で買い戻すことで減らすので当然です。
・安定した経営ができる
次に安定した経営ができます。
その根拠は2つあります。
1つは
・外から資本家や投資家による買収を防げるから
市場に出回っている株式を減らしているので、自社が持つ株式の比率を相対的に上げられます。
自社で株式を半分以上持っていれば外部から資本家や投資家の参入を防げます。
・持株は社員1人でやるわけじゃないから
もう1つは、持株は社員1人じゃなく、かなり多くの社員が参加しています。
すると1人あたりの株占有率が下がります。
でも、代表は「持株会」です。
例えるなら「EU」ですね。
株自体は「持株会」という一つの組織で見るので多く持ってますが、一人あたりの株占有率は下がります。
さらに、後日記事にしようと思ってますが、日本って労働組合は存在するものの、労使交渉くらいしかしません。
つまりストライキの心配をしなくていいんです。
ストライキの心配がないので、社員に自社株主になってもらうことは安定経営に直結します。
従って、「持株会」が強くなりすぎず、市場に流通している株のみを減らせます。
・社員側のメリット
・モチベーションが上がる(笑)
ではここからは社員側のメリットを見ていきましょう。
まず会社側に「持株会のメリットって何ですか?」と訪ねたときに馬鹿の一つ覚えみたいに挙げられるのが、
自社の株を買うことで、株価を上げようとモチベーション高く仕事ができる、らしいですw
化けの皮を剥がしてやりましょうw
まずこの項目に関して、企業側何もしてなくないですか?w
やったことと言えば株を買わせたことだけw
株価を下げさせないように社員のマンパワーに頼るためにケツを叩くだけです。
要約すると「お前ら株価下げたくないだろ?路頭に迷いたくないだろ?だったら働け」です。
毒キノコを美味しそうに見せているだけなんですよw
・奨励金がもらえるw
次に、奨励金が会社から約0.5~2割出て、実際より多く買えるらしいですw
社員1人が給料から出して買える額なんてたかが知れてます。
だから0.5~2割の奨励金なんて雀の涙ほどしか増えませんw
・配当金がもらえるw
奨励金の項目で話したように、社員1人が給料から天引きで買える額なんて知れてます。
配当の利回りってどんなに儲かってる会社でも3~5%が相場です。
これらを踏まえて社員1人が1万円/月で自社株を買ったとしましょう。
1割会社が奨励金を出すとしたら、1.1×12=13.2万円分の株を1年で買えます。
配当が5%だとしたら、13.2×5%=6,600円しか配当をもらえません。
これを多いと見るか少ないと見るかは皆さん次第ですが、筆者には頑張りに見合ってなく見えます。
・企業側のデメリット
・株価が暴落した時に歯止めが効かない
当然ですね。
社員のマンパワーしか頼るものがありませんから。
社員も株価が上がることを信じて必死に働いてきたので、それでも株価が暴落すると、モチベーションの低下等歯止めが効きません。
・配当を出さなければならない
デメリットではないでしょう。
当然のことを遂行しないならこんな制度を持ちかけるなって話です。
・社員側のデメリット
・体を壊す
当たり前ですよね。
株価を上げるために今以上に自らに負荷をかけて仕事するわけですから。
いつかは限界が来てしまいます。
・今以上に会社に依存する
これも当然ですね。
株価を上げるために今以上に自分の時間を会社に捧げることになるので。
今の時代の「収入を一つに依存しない」という流れに逆行してます。
・手取りが減る
これはもはや言うまでもないでしょう。
・株主優待がもらえない
え?と思った方、そうなんです。
株主優待がもらえないんです。
株主になることのメリットは、「配当」、「株主優待」、「節税」です。
そのうちの株主優待がもらえません。
なぜなら、持株の代表は「持株会」であり、社員個人ではないからです。
・(定年等の)退職時や株を売るときに、今より株価が上がっているか分からない
これもリスクですよね。
企業側は(社員のマンパワーによるケツ叩きで)株価が上がることを前提にしていますが、コロナのような天災、不祥事などで株価が暴落する可能性も大いにあります。
せっかく株価を上げるためにモーレツ社員のような働き方で貢献し続けて来たのに、いざ退職の時になったら、株価が暴落してましたなんて笑えません。
ってかそもそも10年後、20年後に今の会社が存在しているかも分かりません。
・持株の代わりに何をすべきか
ここまでで、企業側にはローリスクハイリターンな反面、社員側にはハイリスクローリターンだということが十分お分かりいただけたと思います。
では、持株の代わりに何をすべきか。
それは皆さん自身が「個人投資家」になることです。
「個人投資家」の始め方失敗しない方法は、youtubeで「もふもふ不動産」や「つみたてシータ」さんの動画を見て始めてください。
筆者がここで言うより100%分かりやすいです。
・まとめ
いかがでしたでしょうか。
いつも通りあの手この手で向こうに都合のいいだけのことを、さもこちらにとって都合が良いことのように洗脳してきます。
あなたにとって最善の選択を心がけましょう。
では今回はこの辺で!
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